奥能登・珠洲で、
SDGsを考え続けること

能登SDGsラボの拠点がある石川県珠洲市。珠洲市を含む能登地方は「能登の里山里海」として世界農業遺産に認定されている地域で、豊かな自然環境と伝統文化をもとにした地域資源に恵まれた場所です。一方で、近年、過疎高齢化が進み、人口減少がもたらす自然や伝統産業への影響が懸念されています。

2018年秋。珠洲市がSDGs未来都市に認定されたことをきっかけに、私たちSDGsラボが開設されました。国際的な地球規模の目標をこの奥能登・珠洲市に最適化していくこと。また、珠洲市から世界に向けて、持続可能なライフスタイルや仕組みを発信していくこと。日々めまぐるしく変わっていく社会の仕組み、価値観、テクノロジーに敏感になりながら、能登のSDGsを考えアクションし続けていきます。

里山里海とSDGs

能登SDGsラボは、世界的にも稀有な自然環境を有するこの能登のコミュニティを、大きく環境・経済・社会の3つの側面から捉え、グローバルな目標であるSDGsをローカルな価値に変換・最適化し、文化として地域に浸透させていくチャレンジ拠点です。

里山里海、環境、経済、社会

自然環境や農林水産業だけではなく、祭礼や生業、能登で連綿と続く人々の生活のすべて、生態系にも似たシステム全体を評価され、世界農業遺産「能登の里山里海」にも認定されているここ能登において、環境・経済・社会は、全て里山里海の文脈の中で繋がっています。

SDGsとは

SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された、2016年から2030年までの国際目標です。

17の目標と、具体的な達成基準である169のターゲットから構成されています。発展途上国も先進国も、すべての国に適応されるユニバーサルな目標で、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。

SDGs 17の目標