珠洲市には、豊かな自然に育まれた一次産品が豊富にあります。しかしそれを十分に活かしきれていないと悩む農家、事業者の方が多くいます。
わたしたちは、そんな方たちのお話を伺い、新規創業や開業に関するマッチングや、大学側の研究シーズと企業側の様々なニーズのマッチングを行うことで、一次産品などの付加価値向上や新たな商品開発、既存商品の改良・改善に至るまでのコーディネーションを行っています。
新着記事経済×SDGs
マッチングの機会を
さらに増やすために
珠洲市の地域経済の振興を後押しするため、2020年7月、野々市市の起業家育成施設「いしかわ大学連携インキュベータ i-BIRD」に能登SDGsラボサテライトオフィスを開設しました。
サテライトオフィスでは、珠洲市の地域資源を活用した商品開発や販路拡大のために、サテライトオフィスに同居している企業にご来訪いただき、珠洲市の事業者との協業の可能性などについて意見交換等を行っています。珠洲市内外の事業者との情報交換によって得られたネットワークを通じ、互いの経営課題の解決に取り組んでいます。
新たな付加価値の創出へ
i-BIRDの能登SDGsラボサテライトオフィスを通じて、珠洲市産の梅干、いしる、味噌を使用した「マヨドレッシング」や大浜大豆の豆乳を使用した「マヨネージュ」が新商品として開発されました。
これまで、新商品の開発になかなか踏み切れない珠洲市の事業者も多くいました。大量発注への不安・負担や、事業者が産品に適した加工方法や加工業者を知らないこと、アイディアを実現する支援者や伴走者が周りにいなかったことなど、そこには様々な事情がありました。サテライトオフィスを構えたことで、少ロット加工に対応できる事業者や相談できる伴走者などとの様々なマッチングが容易となり、ハブとしての機能が強化されています。
Our Project経済×プロジェクト
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マッチング支援事業
- 協力団体:
- 珠洲市産業振興課
- 珠洲商工会議所
- NPO法人能登すずなり
- 株式会社のろし ほか
珠洲市の地域経済の振興を後押しするため、「いしかわ大学連携インキュベータi-BIRD」に能登SDGsラボサテライトオフィスを開設しました。珠洲市の地域資源を活用した商品開発や販路拡大のために、珠洲市内外の事業者との情報交換や様々なネットワークを通じ、互いの経営課題の解決に取り組んでいます。
サテライトオフィスを構えたことで、少ロット加工に対応できる事業者や相談できる伴走車などとの様々なマッチんが容易となり、ハブとしての機能が強化されています。
このようなマッチングに加え、豊かな地域資源を活用したコミュニティビジネスや地域課題を解決するソーシャルビジネスなどの創出に向けて、地域で活躍する様々な人材を養成する事業に取り組んでいます。 -
能登SDGs新事業プロジェクト研究
- 協力団体:
- 珠洲市企画財政課
- 珠洲市産業振興課
- アステナホールディングス株式会社
- 事業構想大学院大学
「能登SDGs新事業プロジェクト研究」は、石川県内外の企業の社員と珠洲市民が研究員としてともに学び合う講座です。珠洲市に本社機能の一部を移転したアステナホールディングス株式会社の支援を得ながら、事業構想大学院のプログラムを通して研究を行っています。受講する研究員たちは、事業の構想案、シミュレーション、リサーチ、計画、投資側とのコミットメントなど様々なプロセスを研究しながら、珠洲市をはじめ地方都市が抱える課題の解決に資する事業を構想し、その実現を目指します。
Prospectこれからの展望
地域経済を担う多様な人材を育て奥能登の未来を託す
地域経済を活性化させるためには、珠洲市の地域産業の魅力化が重要です。最適なマッチングを生み出し、より多くの人に価値を再認識してもらうことで、若者の地域内定着を促進させ、市内産業界における慢性的な後継者不足を解消することを目指しています。
今後も、豊かな地域資源を活用したコミュニティビジネスや地域課題を解決するソーシャルビジネスなどの創出に向けて、地域で活躍する様々な人材を養成する事業に取り組んでいきます。