能登SDGsラボでは、本年度から公式サポーターという制度を始めました。
(詳しくは以下リンク先の記事参照)
9月1日には、大野製炭工場から登録希望のお申し出をいただきました。
12月13日に開催された能登SDGsラボ運営委員会幹事会において正式に承認となり、大野製炭工場が公式サポーターの第1号として登録されることが決まりました。
公式サポーターにはA(経済的支援)とB(活動参加支援)の2種類があります。
大野製炭工場はB種の特殊版(他のサポーターが参加可能な活動を主催する側)です。
大野製炭工場の取り組みは、2018年に珠洲市がSDGs未来都市の選定を受ける際の申請資料にも記載されました。
SDGsと親和性の高い事業者として、当ラボとも早くから連携関係にあります。
また、代表の大野長一郎さんは金沢大学能登学舎で実施されている人材育成講座を2度修了し、「能登里山マイスター」および「能登里山里海SDGsマイスター(専科)」の称号を持っています。
大野さんがライフワークとして取り組む「炭やきビレッジ構想」。
珠洲市日置地区の東山中集落でクヌギを毎年植え、そこから採った材を原料に茶道用の高級な木炭を製造します。
(植林については以下リンク先の記事参照)
切り株から生えた芽は再び幹に育ち、8年周期で材を使っていくことが可能です。
こうした広葉樹の森林利用には、気候変動や生物多様性という地球規模の課題への対策という意義もあります。
大野さんは、自身が培ってきた知識・技術・思いを伝えながら炭やき職人の仲間を増やし、最終的に持続可能な地域をつくることを目標としています。
そのためには、植林や木炭製造だけでなく、地道な森林管理も必要です。
そして、それには多くの労力が必要です。
今後、他のサポーターの人たちの手も借りながら、大野製炭工場や地域NPOの活動を当ラボとしても支援してまいりたいと思います。